インドアのすすめ

30代後半の独身男性。インドア生活を楽しくするヒントと日々の出来事。

漫画・健康で文化的な最低限度の生活を読んだ

吉岡里帆さん主演でドラマ化されている漫画、「健康で文化的な最低限度の生活」を読んでみましたので、感想を書いてみたいと思います。吉岡さんは去年だったかな?放送されたドラマ・カルテットでの怪演が記憶に残っています。いい女優さんですよね。


題名は憲法25条からです「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」学生の時暗記しましたね、これ。ストーリーを簡潔に説明すると、新卒で区の職員に採用された主人公・義経えみるは生活保護を取り扱う福祉事務所に配属されます。そこで見えてくる生活保護の実態や主人公の苦悩を描いた作品です。

区の生活課っていう地味な舞台設定で生活保護っていうデリケートでどんよりしたテーマなので、かなり重めな展開を予想しておりましたが、主人公や周りのキャラクター設定のせいか青春漫画の持つ独特な爽やかさを感じることができる漫画です。

この爽やかさが重めなストーリーと合わさって、すごく読みやすいんですよね。深刻化する社会問題を扱ってるのに軽い読み味なんです。あと、画風も影響しているのかも、女性らしい丁寧なタッチだから。

それと舞台背景や登場人物の描写がリアルなんですよね、作者は相当丁寧に取材したんじゃないかな。生活保護は不正受給の問題もありますし、年々受給者が増加傾向にあるというニュースを見た影響からだと思うのですが、今まで私は生活保護受給者の事を嫌悪してたんですよね。働けるのにさぼってるんんだろう?っていう思いがどこかにありました。

このマンガを読んでみて少しですが考え方が変わりました。当たり前の事だけど、本当に助けが必要な人がほどんどだし、不正受給してたとしても完全に悪いとは言い切れないケースの話がでてくるんですよ。ネタバレは避けたいので詳しくは書けないのですが、生活保護という問題は一括りにして語るものではないなと感じました。

しかしケースワーカーっていうお仕事は大変ですね。ギリギリで生活している人の人生に踏み入ってしまうので時には生死の問題になるんですから。医師や看護師などの医療従事者もそうですが人のために、人の命のために働ける人は尊敬します。私のような自己中心的な人間には到底つとまらない職業です。福祉とは、とか命とはとか深く考えてしまう作品です。でも読みやすいっていうのが不思議ですよね。

まだ完結していない作品なので次巻が楽しみです。
気になっている方はぜひ読んでみてください。