インドアのすすめ

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野球漫画のジャンル別おすすめ紹介

野球漫画はいろいろとありますが、
皆さんは野球漫画にどんなイメージを持っていますか?

・なにかとてつもない魔球を投げるイメージ。
・淡々と長々と野球の試合をやっているイメージ。
・ふと見てもあまり野球をしていないイメージ。
・イケメン選手がたくさんいるイメージ。

実際、一口に野球漫画と言ってしまって、実に種々様々にあるのです。リアルな野球から全くリアルではない野球まで、漫画に描かれる野球は一言で野球漫画というジャンルで言い切れないほどに様々にあります。一つ一つ紹介してみてもいいのですが、いろいろなイメージに合うような野球漫画を紹介してみたいと思います。

 

プロ野球を舞台とした野球漫画

野球漫画と言えば甲子園を目指す高校野球の漫画が多いのではないかと思いますが、プロ野球を舞台にした漫画も結構あります。

ひとつの代表例が「ドカベン プロ野球編」ですね。


高校生だったドカベンたちが1990年代、西武黄金時代真っ盛りのあの時代のプロ野球にドラフトで指名されてから、2004年にFAをして新球団を設立するまでを描いています。ドカベンのオリジナルキャラクターたちばかりではなく、当時に実在していたプロ野球選手たちも登場します。今ではほぼすべての選手が引退してしまっているのですが、当時のプロ野球を知っている人達にとっては懐かしい面々がたくさん登場するのは見どころですね。

2018年にアニメ化された「グラゼニ」もプロ野球を題材とした野球漫画です。

ドカベンと違って実在している選手や実物の球団名は登場しませんが、本作で描かれているのはプロ野球選手のリアルです。一風変わっているのはプロ野球でもなかなか注目されない中継ぎ投手を題材としている点でしょう。また、題名のグラゼニも「グラウンドには銭が落ちている」という昔のプロ野球監督が実際に発言した言葉から取られているもので、投げれば投げるほどにどんどん年俸を上げていく中継ぎ投手を丹念に描きつつも、面白いプロ野球の実態をコミカルに描いています。

 

真面目な野球漫画とは言い辛いかもしれませんが、コロコロアニキに連載中の「ゴーゴーゴジラマツイくん」もプロ野球を題材とした、野球ギャグ漫画ですね。

あまりにもぶっとんでいるので、野球漫画とは言い辛いものではありますが、大の野球好きの作者が描くキャラクターたちは全員プロ野球選手をモデルにして、デフォルメに崩しているものの、ひとりひとりが絶妙に似ているのが見ていて楽しめます。

 

めざせ甲子園!高校野球漫画

日本人が毎年毎年熱くなる甲子園。甲子園を目指す高校球児たちのドラマを描き、甲子園を目指す様子や甲子園を目指してライバルたちと闘い、切磋琢磨し優勝を目指していく様を描き、今もなお多くの人達に愛されているのが高校野球漫画です。最近の作品で言えば、「ダイヤのA」ですね。


イケメンたちがたくさん登場するので女性たちからの支持が大きな作品ですが、昔の作品と違い、魔球を投げるなどのぶっ飛んでいる要素も無く、試合をひとつひとつ、さらにはワンプレーを緻密に描いている作品です。


他にも女性人気が高い漫画と言えば「おおきく振りかぶって」もありますね。

こちらもリアル志向の野球漫画ですが、ここ数年で少し話題になった女性監督がこの漫画では十年くらい前の作品にも関わらず登場しているのがなかなかに面白いところですね。


週刊少年ジャンプではここ数年は野球漫画は全く登場していませんが、甲子園を目指す野球漫画がかつてはありました。その内の一つが「ミスターフルスイング」です。


ちょうど00年代の作品で、その当時から増え始めていたリアル志向の野球漫画とは違って、少し古臭い魔球が大量に登場するのが見どころですね。主人公やライバルたちが魔球や特殊な打法で試合進行させていく様子は、野球漫画におけるテニスの王子様のような作品でした。そういえば、主要キャラクターたちも基本的に美形ばかりなので、昨今で人気を誇っている女性人気の野球漫画の走りでもあったかもしれませんね。

 

甲子園と言えば、「大甲子園」もかかせませんね。

タイトルから凄まじい程のド直球ではありますが、この大甲子園はドカベンシリーズの一つとして多くの方々には認知されています。しかし、ただのシリーズではありません。主要人物として描かれているのは他ならぬドカベンこと山田太郎を筆頭にした明訓高校野球部の面々ではありますが、対戦相手はなんとこれまでに作者が書いて来た高校野球漫画のキャラクターたちなのです。なんと、いつかこの大甲子園をやるために作者はそれまでの全ての高校野球漫画は高校2年生の夏の大会終了までを描くようにしており、その一つの終着地点にたどり着いた作品なのです。まぁ、お祭り騒ぎのような作品ではありますが、ドカベンのキャラクターと他の作品のキャラクターのコラボや、より深い掘り下げなどファンにはたまらない作品になっていますし、それぞれの作品や事情を知っていると、本物の甲子園を見ているような気持ちで読み進められる作品になっています。

なお、少し話はそれますが、プロ野球選手になったドカベンたちに対しても作者は大甲子園と同様のことを行って、最終作品としたのがついこの間に完結した「ドカベンドリームトーナメント編」でした。


さて、甲子園を目指す高校野球漫画として最後に紹介しておきたいのが、「逆境ナイン」です。

10年以上前に実写映画が作成されたり、最近になってドラマが作られたり、スマホの野球ゲームとコラボレーションを果たしていたりとなぜか注目を浴びている作品です。作者の島本和彦先生の独特の熱い展開、熱いキャラクターのセリフ回し、一風変わった屁理屈の応酬等々、いろんな意味でぶっ飛んでいる野球漫画です。どちらかと言えばギャグよりの作品ですし、絵柄も独特ではありますし、当時の作者が野球を全く知らないこともあって「透明ランナールール」などというかなり酷い描写もあるにはありますが、そんなことも気にせずに笑い飛ばせる痛快なギャグや、読めば読むほどなぜか溢れてくるやりどころの分からないやる気が満ち溢れてくる、元気の出る野球漫画です。

さながら大河ドラマ!主人公の人生を描く野球漫画

1990年代後半からスタートし、今もなお新シリーズとして描き続けられている長寿野球漫画「MAJOR」の紹介です。

ただの野球漫画と違うのは野球を通して生きていく一人の主人公「本田吾郎」を幼少期から描き始めて、今では彼の子供が主人公を務める新シリーズが始まっているという点ですね。本当に一人の人間の人生を描いた歴史書のようなあるいは伝記のような印象を読んでいて受けますね。旧シリーズのMAJORが始まったのは主人公の本田五郎が僅か5歳のころでした。

プロ野球選手の父親と二人暮らしの吾郎と父親、それから吾郎を良く世話してくれる幼稚園の先生と三人が中心として描かれ、この辺りは主人公である吾郎が野球をしているというよりは、主人公の父親と先生の恋愛模様であったり、プロ野球選手として怪我からの復活をしようとする父親の姿を描いた、家族を中心とした作品でした。

そこから様々な悲しい事や辛い事、それから吾郎がわずか5歳ながらも父の背中から学んだことや自分自身でいろいろと選んでいき、多くの障害を乗り越えて行きます。そして次は幼稚園生から小学生になり、リトルリーグ編に入り後々にも登場する多くのキャラクター仲間たちと共に本格的な野球を始めます。

そしてリトルリーグ編の終盤で仲間たちとの別れを経てから中学野球編、中学野球編で強豪海堂中学との試合を経て、プロ野球選手を父に持ち、才能と努力で上り詰めてきた吾郎が初めて越えられない壁にぶつかります。そこから高校野球編が始まって甲子園を目指すも、いろいろあってあえなく行くことができず、プロ野球へ……と普通の漫画ならなるところですが、ここで吾郎が選んだのはまさかのメジャーリーグでした。

MAJORという題名ですからそりゃそうだと思われるでしょうが、そこに来るまでの紆余曲折だけでも語ろうにも語り尽くせないほどの多くのドラマがあり、そのドラマはどちらかと言えば野球をしたことがある人達には等身大の出来事です。その等身大の出来事を経て行って、夢の舞台であるメジャーリーグに挑戦していくという人生の階段をどんどん登って行って、夢を叶えていくその姿に読者は引かれていくのではないでしょうか。

もちろん、メジャーリーグに挑戦し始めてからもさらに紆余曲折がありますし、野球選手として怪我やイップス(精神的要因でスポーツができなくなること)などにかかってしまうと言った、これまでの野球漫画ではあまり描かれなかったようなことまでもが描かれているのがMAJORのいいところでもあると思います。

そして、その吾郎も結婚をして子供ができて……という流れで旧シリーズが終了し、再びその子供が主人公となって新シリーズが始まりますが、最初から最後を通して、野球をしながらの人生の中で家族についてを描き続けてもいて、ただの野球漫画ではなく、家族についてという一貫したテーマも描き続けて、一人の人間としての成長を描いている漫画です。もちろん、野球漫画としても試合一つ一つの面白さ、サブキャラクターの豊かさ、ライバルたちや過去に因縁のあるキャラクターが多々登場するなどなど見どころも十二分にたくさんあります。

今一番のおすすめ野球漫画と言えば、この「MAJOR」および新シリーズの「MAJOR2nd」です。

旧シリーズでこれまでを振り返るもよし、新シリーズで新たな動向を探るのも良し、ぜひぜひ楽しんでみてください。

 

野球の基本は努力!努力することをとにかく押しまくる野球漫画

野球に限らず、スポーツと言えば何が何でも努力努力努力!と努力の押し売りをしている、かつてのスポ根漫画が流行りましたが、その中でもとりわけ有名なのが、「キャプテン」と「プレイボール」です。

キャプテンは子供の頃の道徳の教科書に載っていたから知っている方もいらっしゃるかもしれません。名門の中学校から転校してきたせいで、野球が上手いエリートだと思われてしまった主人公が努力をすることでエリートさながらの実力を身に付けて、今度は元名門という色眼鏡ではなく、努力をする姿勢と実力でキャプテンとして認められていくというのがあらすじですね。

ただ、キャプテンは少し変わっていて他の漫画ではずっと同じ主人公が登場しますが、この作品では最後の大会を終えると現在のキャプテンが引退し、次代のキャプテンが主人公となって、再び努力をしたり、衝突をし合いながらも全国大会優勝を目指していくという物語になっています。キャラクターごとに失敗や成功の仕方、チームの作り方が違うのが見どころですね。

ちなみに「プレイボール」は最近復活連載などがされ始めましたが、こちらの作品は初代キャプテンが高校に進学して、野球が出来なくなるほどの怪我から努力で復活していくという物語になっています。こちらもこちらで人気が高い作品です。いささか古い作品ではありますが、読んでみるとなかなか面白いですし、かのイチローも野球のバイブルとしているほどの作品ですよ。

最後に


他にももっともっとたくさん野球漫画はあります。
ほとんど野球をしない恋愛話ばっかりの野球漫画「タッチ」とかぶっ飛び野球漫画としては永久に越えられるもののでてこない「アストロ球団」とかいっぱいあります。

紹介する作品が若干古い作品が多くなってしまって恐縮ですが、それほどに現在では照会できるような人気野球漫画が誕生し辛くなってきているんですね。野球好きが減っているのか、野球そのものの人気が落ちているのかは分かりませんが、野球漫画が減少してきて、新しい面白い野球漫画が見れなくなっているのが残念です。

ドカベンも終了してしまいましたし、野球漫画の未来が徐々に暗くなってきてはいますが、やはり野球漫画はどれもこれも面白いものばっかりです。今回紹介したものばかりだけではなく、もっともっと探して見れば自分自身に合っているような野球漫画を見つけられるようになることもあるでしょう。ぜひぜひ野球漫画を探して、野球漫画を楽しんで、野球漫画をどんどん好きになって下さい。

古い漫画でも新しい漫画でも楽しく読んで野球そのものを好きになるのもいいですね。では、今回はこれまでです。ありがとうございました。