インドアのすすめ

30代後半の独身男性。インドア生活を楽しくするヒントと日々の出来事。

漫画・ブルーピリオドの感想・レビュー

今回は漫画・ブルーピリオドのレビューです。この作品は美大を目指す高校生を描くいわゆる美術をテーマとした漫画です。芸術をテーマにした漫画は最近ではジャズミュージシャンを描いている「BLUE GIANT」や書道について描いている「とめはねっ! 」などを読んでいますが、美術をテーマにした漫画を読んだことがなかったので初めて触れるジャンルでとても新鮮でした。

タイトル:ブルーピリオド
作者:山口つばさ
既刊:3巻(2018年10月現在)
連載誌:アフタヌーン

あらすじ

成績優秀でスクールカースト上位の世渡り上手なリア充高校男子の主人公・矢口八虎(やぐち やとら)。気の合う友達に囲まれて毎日充実した生活を送りつつも、何か物足りなさを感じて生きていました。そんなある日、八虎は一枚の絵に心を奪われ、美術の世界に没頭していき、美大の最難関・東京藝術大学を目指すことになります。個性的な登場人物とともに美大受験を通して主人公の成長を描いています。

美大受験というマイナーなテーマが面白い

大学受験を経験している人は多いと思いますが、通常の大学受験と美大受験は異なるし、美大受験について詳しく知っている人は少ないと思います。この作品は美大受験の内情をわかりやすく描いています。通常の大学受験しか知らない僕にはトリビアの連続でした。随所にへ〜って思うことが描かれています。

実在する絵画が登場する

誰もが知ってる有名絵画から美大生や美大受験生が描いた作品が所々に登場するのがいいです。白黒の漫画とはいえ、文字では伝わらない部分を実際の絵で説明してくれているのですごくわかりやすいし、説得力が増します。僕みたいに普段絵画に触れていない人でも読みやすくなっていると思います。

個性豊かなキャラクター

名言連発の美術部顧問の先生や、女装男子のゆかちゃん、声がでかすぎる予備校の先生、八虎のライバルで生意気な世田介などなど。個性豊かなキャラクターが魅力的です。個人的には美術部の腐女子たちが好きですね。会話が面白いです。エンジェル伝説の主人公みたいな八虎の友達もいい味出してます。ストーリーだけでなくキャラの魅力にも惹かれる作品です。

芸術の皮を被ったスポ根漫画です

美術がテーマの漫画なので淡々と話が進むかと思って読み始めたのですが、スポ根漫画に近い熱さがあります。読んでいると自分の青春時代を思い出したりして、こちらも熱くなってしまいます。これはもう芸術の皮を被った青春スポ根漫画ですね。まだ主人公の恋愛的な話は出てきてないのですが、今後そっちもあるのかな。楽しみです。

総評

ブルーピリオドの総評

ストーリー  4点
作画・画力  5点
テンポの良さ  4点
オリジナリティ  5点
病み付き度  4点
総評 4.4
※素人による個人的な見解を元にした採点です。

画力はすごく高いです。美大受験についてこれだけ詳しく描けるっていうことは作者が美大受験を経験したのかな?そしたら画力の高さも納得です。ストーリーもワクワクする展開で早く次が読みたくなります。芸術というテーマは専門的なので漫画で描くのは難しいと思うのですがとてもわかりやすく解説しながら話が進むので、芸術に全く関心のない人でも楽しく読める作品だと思います。